2022/06/17 日銀政策金利発表時のドル円トレード

FX(為替)

今回は、日銀政策金利発表があり、ドル円(USDJPY)トレードに専念していた。
大方の予想では政策金利は現状維持のままで、米国との金利差でドル円は上がると思っていた。
ただ、日銀の黒田総裁の会見が15:30ということは分かっていたが、政策金利発表時刻がわからず、トレードを続けていた。
結局、いろいろヘマを繰り返し、大きく利益が取れるところ勝ちと負けを繰り返し、微利益に終わった。
ただ、今回はいろいろと発見があった。

いつものようにGMOクリック証券FXトレードで、チャート分析はTrading View。

日銀政策金利発表時のドル円(USDJPY)トレード

日銀政策金利発表は経済カレンダーを見ても、発表時刻が分らなかった。
とりあえず、日銀黒田総裁の会見が15:30ということは分かっていた。
実は、事後調べたら、発表時刻は11:30~13:30頃という、曖昧な時間だった。トレードする側からしてみれば、他国と同様時刻を決めて欲しいものだと思う。

そんなわけで、時刻未定だったので、1分足でスキャルピングトレードしまくっていた。
運よく、日銀政策金利発表前に抵抗線を抜けてきたのでロングしていたら、発表でグンと伸びて大幅利益になった。しかし…

しかし、下図の様に、一旦即利確した後、3波高値を更に抜けそうな勢いだったので、ロングしたら見事に逆行して損切り。先ほどの利益が全て吹き飛んだ。
これも後々気付いた事だが、「ビヨーン」と伸びた先は上昇3波終点ということだったのだ。
政策金利発表前の1波が小幅だったので、その値幅分となると、5波は伸びないといういつものパターンだった。今後はこういう場合は3波のみ狙って5波は後追いしないことを徹底したい。
そしてその後、急降下しだしたので、下値を抜けそうなところでショートして即利確した。
おかげで大損せずに微利益のプラテンで済んだ。
後で調べて分かったのだが、日銀政策金利発表は最近はこういう行って来いが多いらしい。

この値動きから見ると、政策金利は現状維持のままだったので、日米の金利差から上昇したが、その後会見が進むにつれて、今後は金利を変える対策を打ちそうな発表が見られたため、一時的に急降下したのだろうと思う。
たった30分で2円以上動くってのは、日銀怖すぎるよ。

日銀黒田総裁の会見時の値動き

結局、日銀政策金利発表が現状維持だったので、下図の様に徐々にドル円が上昇していって、再び134円ラインを超えてきた。
政策金利発表時の高値抵抗線を超えるかどうか監視していたところで、15:30になり、日銀黒田総裁の会見があった。
値動きを注視していたが、直近高値や下値の抵抗線を割るほどではなく微動だったので、エントリーすることは無かった。しかし、チャート上ではかなりの攻防があった。
次回は、この会見時間も要注意して監視していきたい。

日銀政策金利発表の後のドル円再上昇で高値越え

その後、日銀政策金利発表時の高値抵抗線を抜けてきた。
エリオット波動は勉強中の初心者だが、下図の様に5波動でダイアゴナルを形成していた。
再び135円に返り咲きしそうな動きだった。

ただ、ここで3回エントリー失敗し、損切りして、先ほどの利益がさらに減る羽目になった。
1回目は下図の様に再び135円に到達すると思いロングしたが逆行して損切り。政策金利発表時の高値を超えたからその勢いで135円まで到達すると思ったが、伸びなかった。小さい波形を見ると、1波が小さかったので、5波は伸びなかったのだろう。すぐ上に135円ラインがあると言えども伸びるとは限らず、エリオット波動原理が優先されたのだろう。

2回目は、ダイアゴナル5波動完成後に黄色いチャネルラインをタッチしたので、必ず割れるだろうと思ってショートしたが逆行して損切りした。チャネルラインはタッチしたり、少しヒゲで抜けても逆行する場合があることを忘れていた。

3回目はチャネルラインを明確に割って、青い抵抗線もついでに割るだろうと思ったが逆行して損切り。
結局は上記のすべては握っていれば下降したのだった。タラレバだけど。
チャネルライン戻りや、抵抗線引きつけを待ってからエントリーでも全然遅くなかったわけだ。
悔しい。

その後、さらにもう一度高値越えてチャネルライン引き直し

なんと、その後は更に再び上昇して、135円を抜けたのだった。
実は135円ラインの直上には2002年1月の高値サポートラインがあったのだ。(これは既に数日前に抜けている。)
上昇ダイアゴナル5波完成したから下降するだろうと思っていたが、予想外だったので、新たに長期足に変えて下図の様にチャネルラインを引き直してみた。もしかしたらこれが5波なのかも知れないと思った。
その5波も5波動のインパルスを形成していた。
135円ライン越えもあったので、結構な利益になったが、最後の5波がやけにジリジリと伸びて行ったので、もしや3波形成中かと思いロングしてしまった。そうしたら見事に逆行して損切りする羽目になった。やはり、5波は後追いしてはいけないのだ。反省…。

5分足チャートに切り替えて、新たにチャネルラインを引き直すと、下図の様になった。
チャネルラインの中間の破線が見事に効いているので、このチャネルラインが正しかったのだろう。
ただ、エリオット波動初心者の自分がカウントしてみると、以下のようになって、なんかおかしいと思っていた。

実は、Twitterのエリオティシャン(エリオット波動研究者)の方々のカウントを見てみると違っていたので改めて後日カウントし直してみた。
すると、上記の(3)波は3波動なので、ダイアゴナルにしては、5-3-3-3-5となって、明らかにガイドラインから外れていたのだった。
結局、(3)波が3波動だから、そこはジグザグの修正波だということになるわけである。
下図の様に、B波がインパルスっぽく伸びているので、修正波と見たくない心理が働いてしまうので注意したい。
そして、C波の後の上昇ダイアゴナルも先のカウントから少しズラせば、イイ具合に5波動ダイアゴナルになったのだった。
エリオット波動カウントは難しい…。

まとめ

●日銀政策金利発表では行って来いがあるので要注意。
●日銀政策金利発表時刻は11:30~13:30。そこのエントリーは気を付けるべし。
●日銀黒田総裁の会見でも上下するので、そこのエントリーも注意すべし。
●「ビヨーン」と伸びた後の5波は触るべからず。
●通常波動の5波がジリジリ伸びても押し目を付けるまで触るべからず。

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