2022/06/03 雇用統計のドル円トレードと金利チャート

FX(為替)

今回はドル円(USDJPY)のトレードだが、最重要指標の米国雇用統計があった。
前日のADP雇用統計の結果が悪い数値だったので、今回は悪い数値だろうと予想したが、逆の良い数値でドル円上昇した。
しかし、それほど強い数値ではなかったらしく、エリオット波動に沿った上昇で終わったように見える。いや、そもそも雇用統計がエリオット波動原理に従っただけなのかも知れない。
今回は抵抗線を抜けそうなところで雇用統計前からエントリーしていて、雇用統計で抜けたので、勝つことが出来たが、その後、次の波動も狙ってエントリーしたが、米国債10年物利回りチャート(US10Y)が深く戻ってきたので、損切りする羽目になった。しかし、その後、ドル円は伸びたという相場だった。

いつものように、GMOクリック証券FXのトレードで、チャート分析はTrading View。

雇用統計後のドル円(USDJPY)チャート上抜け

まず、ドル円(USDJPY)の5分足チャート。

雇用統計(21:30)前に三角持ち合い状態から抜け始めていた時だった。
エリオット波動は勉強中でド初心者だが、おそらくこの三角持ち合いはバリア型トライアングルで、130円ラインを3度タッチしてから上昇していった。
130円ラインを抜ける前にエントリーして利益を上げたのは成功だった。
その後、5月9日最高値からの紫色の斜め線も抜けそうな勢いだったので、雇用統計前で悩んだが思い切ってエントリーした。なぜなら、青い破線の抵抗線も抜ける可能性があったから。
結果的に米国雇用統計発表で良い数値が出たので、ドル円は上昇して勝つことができた。
非農業部門雇用者数が予想の32.6万人を上回り、39万人だった。
失業率は3.5%予想を下回り、3.6%だったので、上昇の伸びはあまり無かったのかも知れない。
雇用統計が良い結果だったということは、企業が従業員を雇えるほど景気が良いと言え、遠慮なくFRBは金利引き締めに動いて、物価高を更に抑えると予想され、現に米国債10年物利回り(US10Y)も上がっていき、ドル円も上がっていったということだろう。

なお、このチャートに出ているバリア型トライアングルというのは、一般社団法人日本エリオット波動研究所発行の「エリオット波動研究」という書籍にも書いてあった。
自分はAmazonのKindle版を購入した。


この本には、このチャートのように完全な三角型ではなく、上に2回タッチしてから下降するようなパターン例もあって、とても参考になったのでおススメの書籍。

さて、次に、雇用統計後の波の後に更に上昇が続くと思って、下図の4波のところで再エントリーした。ただ、米国10年債利回り(US10Y)チャートが下がっていたので、半信半疑で細かく利確していったが、下図の様に131円付近まで上昇していった。
そこで、ぱっと見、第5波が3波動に見えたので、第5波は必ず5波動あると思い込み、そして131円ラインは抜けるだろうと確信して、再エントリーした。
しかし、残念ながら超えることは無く、損切りして、9000円あった儲けが5000円に目減りしてしまった。

そこで、よくよく波形カウントを見直してみると、第5波の後の波動から見ても、3-3-3-3-3のダイアゴナルになる可能性は無いと考え、下図の様に改めてカウントできそうだった。
つまり、4波終点の場所を間違えていて、下図の様な位置に4波終点とすると、結果的に第5波はインパルスの5波動になっていたのだと思われる。マジでエリオット波動カウントは難しい。

米国雇用統計の金利(米国債10年物利回り US10Y)チャート

日本円の金利が低いまま政策金利が動かないので、米国金利が上がれば必ずドル円も上昇する。
よって、金利に直接的に紐づきそうな米国債10年物利回りチャート(US10Y)を見ておけば、連動性が高いのでドル円は攻略できそうな気がする。
しかし、今回の雇用統計ではちょっと違った動きだった。

まず、米国債10年物利回りの15分足チャートを見てみる。
下図の様に、ドル円チャートとほぼ同様の動きで、5月9日の高値からエリオット波動で言う下降ダイアゴナルの後、上昇している。
ただ、ドル円ほどの上昇ではなく、雇用統計後もあまり伸びていない。

5分足チャートで見てみると、雇用統計後の上昇後はその高値を超えることができず下降している。
このチャートを見て、自分は131円は超えないと思い、損切りすることになった。
ただ、雇用統計後の上昇の後、下降して、再び上昇した時に、このチャートでは高値を超えなかったが、ドル円では超えて上昇していった。
先のドル円5分足チャートでは、金利に関わらずエリオット波動の5波が完成するまで伸びて行ったように見える挙動だった。
必ずしも金利はドル円と完全連動しているわけでは無いということ。

ドル円(USDJPY) 4時間足チャートで大きな波動を見返す

どうもこの所のドル円上昇のカウントがイマイチ納得いかなかったので、改めて4時間足チャートで大きな波動カウントを見直してみた。

まず、下図の様に最も目立つ上昇を①波とすると、その値幅分を第3波とすると、下図の様にカウントできそうだが、チャネルラインを大きく外れた下降波になったので、これはどうも誤っているように思う。

次に、インパルスの原則として、第3波は最も小さくならないという原則に当てはめてみると、以下のようにもカウントできそうだが、⑤波があまりにもショボいので、これも誤りのように思える。
それに、チャネルラインも平行になっていないし、上昇ダイアゴナルでもない。

それなら、今度は別途下図の様にチャネルラインを平行に変えてみると、スッキリカウントできそうな気がする。
5月9日の最高値以降の下降波でもその抵抗線が効いているように見える。
ただし、①波から②波終点までの調整が長過ぎるため、無理やりカウント感は否めない。
でも③波から⑤波終点の斜め線の延長線を考えると、このカウントは有りなのかもしれない。どうだろう?
エリオット波動初心者なので、誰か教えて!

まとめ

今回の米国雇用統計の数値はそれほど強くは無かったが、それでもドル円は強めに上昇していった。
おそらく、エリオット波動的に上昇の抵抗線を抜ける局面だったので、雇用統計が切っ掛けになったのだろうと思えた。
現に、米国金利チャートが下がっているのにドル円が伸びて行ったことからもその理由が当てはまる気がする。
結局はエリオット波動原理通りに動いたと言えそうな相場だった。

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