2022/10/21日本為替介入~11/03 米国FOMCまでのトレード

FX(為替)

今回は日本政府による2022/10/21の大規模為替介入から11/03までのトレードを振り返ってみる。
1回目の為替介入があってから、すぐにドル円が上昇し、市場からナメられた感があり、ちょくちょくステルス介入っぽい動きもあり、更にナメられた感があった。ドル円は上昇を続けていき、ついに介入入るかと誰もが予測できそうな域まで達して、予想通り介入が入った。しかし、変に逆張りして大損してしまった。
その後、ドル円トレードをやめてポンド円に切り替えて取り返そうとしたが、それも逆張りして逆行し大損してしまい、再び資産半減してしまった。ほんと相場観が未熟過ぎて自分自身に呆れてしまった。
今回の様なトレードをしないようにしっかり反省して今後のトレードに生かしていきたい。

ということで、いつものようにGMOクリック証券トレードで、チャート分析はTrading View。

10月21日の日本の為替介入から11月FOMC前までのドル円の流れ

まず、ドル円(USDJPY)の15分足チャートで、米国FOMCまでの値動きを見てみる。

上図の様に、2022/10/21の米国市場時間23:30分頃に152円を上抜ける雰囲気の後、日本政府による強烈な為替介入があった。
これより前のステルス介入っぽい動きが幾度も見受けられ、日本政府の介入も投機筋にナメられた感があったが、ここで本格投入した。何と、初回の介入2兆円規模を大幅に上回る6兆円規模だったらしい。152円付近から145円を割るところまで下落した。
とにかく、今回の介入は押し目を徹底的に叩く介入だったので、本気度が感じられた。

ただ、この時の自分自身のトレードは、またすぐ戻すだろうと予想して逆張りを何度もして、逆に何度も刈られてしまった。
以前の介入は波に乗ってうまくいったのに、今回は母国にやられてしまった。悔し過ぎる…。

実は、この直前にFRBの利上げ減速のにわか情報が流れていたこともあり、それに呼応したかのように日本政府が介入したという噂もあったのであった。
その後で分かったのは、ウォールストリートジャーナルの番記者のニック氏のハト派発言によるものも尾を引いたらしく、介入時の最下値まで下落した。

これでいよいよドル円天井論がネット上で騒がれてきた。
しかし、再度ドル円が上がって、あれ?と思ったが、FOMC前までに徐々に下げて行った。
これで自分自身もトレンドは下降局面に入ったなと思った。
そういう状況で今回のFOMCを迎え撃つことになった。

FOMC時のドル円の1分足チャート

では、米国FOMC時のドル円(USDJPY)の1分足チャートを見てみる。

AM3:00のFOMC政策金利発表で市場の予想通りの0.75%利上げだった。
事前のツイッターやネットの情報では、0.75%は固く、それ以上はもう無いだろうという予想だった。
そして、Twitterでは金利もおそらくピボット(方向転換)しそうという見方が多かったので、予想通りということは今後の利上げ減速を期待したのだろう。上図の3:00頃の下降から更に146円を割って、更に下降しそうな雰囲気だった。

しかし、その後の3:30からのパウエル議長会見で何と逆行全戻しして、さらに上抜けてしまった。
なぜ、逆行したのかというと、株価の暴騰を防ぐためにタカ派発言をしたことによるらしい。
そりゃそうだ。
せっかく今まで利上げして株価を抑えて来たのに、インフレ鈍化が明確でない状態で利上げを緩める発言をするわけがない。
ということで、ドル円が再び上昇トレンドになっていった。

実は、自分はこの時は大損していたので、取り返すためにポンド円トレードに切り替えていた。
ドル円のこの値動きが予想できていれば、ポンドドル(GBPUSD)の方が良かったな。
後の祭り。反省。

FOMC時の米国10年債利回りの1分足チャート

では、FOMC時の米国10年債利回りの1分足チャートを見てみる。
これはドル円とほぼ同じ動きなので割愛する。

FOMC~英中銀政策金利までのポンド円チャート

実は、日本の為替介入で大損したので、ドル円トレードをやめて、FOMCで損失を取り返そうとポンド円(GBPJPY)トレードに切り替えていた。
理由は、ポンド円がジリジリと下降していって、抵抗線を割って来ていたからである。

上図のチャネルラインの中間線破線を見ると、FOMC前に水平破線を割って少し戻していることが分かる。
つまり、自分はその時に下降の5波動が完成して、逆行すると読んでいた。FOMCでもこの波は変わらないだろうと踏んでロングしてしまった。
しかし、上図のようにFOMC後に下降していき、引けでも下降トレンドは変わらず、翌日の東京時間、欧州時間でも下降トレンドは変わらなかった。

そして、2022/11/03 21:00に英国、英中銀政策金利発表があり、事前の予想通りの0.75%利上げとなった。
数か月前のドル円なら予想通りなら日本よりも金利が高いので上昇するが、英中銀政策金利の場合は予想通りの利上げで日本との金利差が開いてもポンド円は大幅下落となった。円よりもポンドが大幅下落となった。しかも、大きなチャネルラインを大きく下抜けした。
自分の勝手な想像では、利上げによって英国経済が悪くなると予想され、ポンドが売られたのだろうと思われた。
これで、いつか戻ると握っていたポンド円ロングで更に大損してしまった。

実は上図の赤い破線の抵抗線を下抜けると思って、今度はショートしたら逆行して大副ビンタを食らい、更に大損してしまうことになった~…。

まとめ

チャネルラインをタッチしたからといって逆行すると予想するのはいいが、その逆を行ったら早めに損切りするべきだった。

そして、もう少しファンダメンタルズ分析をして、安易に逆張り指標勝負してはいけないことを学んだ。

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